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ルーマニアの街並み

Suzu's diary

添乗員からエンジニアへの転職が決まるまで
🗓 2021-08-19

こんにちは、suzuです。
本日は、私が新卒で旅行会社に入ってから、WEBフロントエンドエンジニアへの転職が決まるまでのキャリアの流れについて綴りたいと思います。

まずは、就職で旅行会社に入社したときのことから、書いていきます。

2019年4月、上京

スーツケースを持った女性
私は大学時代を神戸で過ごし、就職を機に上京してきました。
入社をしたのは、東京本社しかない小さな旅行会社。

海外のツアーをメインに造成、集客を行い、添乗員まで社員が行うということが売りの旅行会社でした。

また、ツアーのコンセプトとしては、経済力・精神力共に成熟した方をターゲットした、知的好奇心を満たす旅、とされていました。
ありきたりな旅ではなく、より深くその地の文化や歴史に触れ、なかなか訪れることのできない僻地へも訪れるようなツアーを造成している旅行会社です。

添乗員として海外に行くことができる、小さな会社のためいろんな業務を経験することができる、という2点に惹かれ、この旅行会社に入社を決めました。

2019年4月〜2020年3月 旅行会社で奮闘

ツアー中の猫たち
入社1年目はとにかく忙しく、社内業務や添乗業務を行なっていました。

社内業務では、ヨーロッパ担当の部署に配属され、予約受付やお問い合わせ等の電話対応、書類の作成と送付、ホームページの更新等を行なっていました。
1.2ヶ月に1度、1週間〜2週間ほどのツアー添乗を行い、その合間に社内業務と次の添乗の準備を行う、というスケジュールでした。

この会社では入社前の3月より添乗研修を行なっており、1年目の4月末、ゴールデンウィークから、さっそく添乗員デビューでした。この添乗研修がつらくてつらくて...という話は、また別の機会としたいと思います。(国内研修と、中国・西安での海外研修がありました。)

添乗員デビューから、いきなりそのツアーの添乗員は自分一人。
責任の重さと心細さに、かなりの不安を抱えながら添乗に向かったのを覚えています。

初めての添乗にアサインされたのは、ウズベキスタン8日間のツアー。
大変なことはやはりとても多かったですが、研修で学んだことを必死に思い出しながら何とかやり遂げることができました。

初めて訪れたウズベキスタンでは、鮮やかな青いタイルで装飾されたイスラーム建築の数々に目を奪われ、シルクロードの交易路として栄えた歴史の情緒を感じました。

やはり、仕事で(お金をもらいながら)海外に行って観光を行うことができるという点は、添乗員の特権だなぁと感じました。

下の画像は、ウズベキスタンのヒワという城塞都市で撮影した、メドレセ(イスラーム教の神学校)とカルタ・ミナル(メドレセに付随する塔であるミナレット)の写真です。
ウズベキスタン・ヒワ
初めての中央アジアに、初めて見るものばかりで、辛いことはありながらも、終始ワクワクしながら仕事をしていたように思います。

この後も、カザフスタン、キルギス、中国、ルーマニア、ブルガリア、マルタ共和国、ベトナムと、さまざまな国への添乗を経験させてもらいました。


旅行会社での勤務の話、添乗の思い出が強すぎて、添乗の話ばかりになってしまいました。

2020年3月〜 ニート生活の始まり

2019年12月に中国で始まり、翌年1月に日本に入ってきた新型コロナウイルス。
初めは、こんな大事になるなんて思ってもいませんでした(おそらく大半の人がそうだと思います)。

しかし、コロナウイルスの流行はどんどん広がり、4月には日本で緊急事態宣言が出され、それ以来、現在までコロナウイルスによる被害は続いています。

3月の前半2週間に行なったベトナムでのツアーが、私の最後の添乗業務でした。
そして、緊急事態宣言の発令とともに会社は休業となり、自宅待機となりました。

自宅待機となった当初、家で行なっていたのは、

  • 寝る
  • 映画鑑賞
  • 海外ドラマ沼にハマる
  • 軽く英語の勉強


でした。完全に、何もすることがなく家に引きこもれる環境を楽しんでいたなぁ...という感じです。笑

徐々に「この状況は結構長いこと続きそうだな」と気づき、だらけてばかりではいられない、と思うようになったのは、6月も終わりに差し掛かった時のことです。

ただ、明確に何かしたいことがあったわけでもなく、とりあえず何か資格を取ろう、と思い、簿記2級の勉強を始めました。

そして11月に試験を受け、簿記2級を取得することに成功しました。
しかし、簿記の資格を生かして経理の仕事に就こうとは思えず、取得したことで次に繋がる、ということにはなりませんでした。

決して勉強したことが無駄だったとは思っておらず、世の中のお金の動きについて考えるきっかけになったのはよかったなと思っています。

また、簿記の勉強と平行して、クラウドワークスでライティングの仕事をしてお小遣い稼ぎをしたりもしていました。


ちなみにその間、旅行会社での勤務は多い時でも週に1度ほど、そのほかは社内向けのオンラインセミナーを受けて簡単な受講レポートを提出する...という状況でした。

2020年12月〜 プログラミングの勉強をスタート


2020年12月下旬、完全に思いつきで、プログラミングを勉強することにしました。

きっかけは、もともとWEB業界にぼんやりと憧れがあったこと、その頃好きだった人(…)がエンジニア転職を成功させていたこと、会社の同期がプログラミングの勉強を始めていたこと、という些細なことでした。
会社の同期に教えてもらったProgateで、HTMLとCSSの勉強から始めました。

そして、まんまとプログラミングの魅力にハマることになるのです。1からWEB上で何かを作り上げることができる楽しさに気づき、勉強を続けることに決めました。

簿記やライティングの勉強をしていたときには感じられなかったような充実感を感じ、これならこの先も続けられそう、と思いました。

2021年に入り、2回目の緊急事態宣言が発令。
その後も会社の休業・自宅待機が続いたので、プログラミングの勉強に時間を費やすことができました。

2021年5月〜現在

エンジニアとして転職を決めるぞ!!と決意をし、それに向けた勉強を継続。
HTML、CSS、JavaScript、WEBデザインを学習し、3月ごろから学習と平行してポートフォリオ制作をスタート、5月上旬に完成。

そして5月末から6月前半にかけて転職活動を行い、無事、ITエンジニアをクライアント先に派遣している会社に内定をいただきました。
入社後は3ヶ月かけてみっちりと研修をしてもらったあと、クライアント先に派遣されます。

未経験からでもしっかりとエンジニアとして育ててもらえる点、クライアント先として自社で開発を行なっている大きめの企業がメインである点、エンジニアをとても大事にしている環境(やりたい仕事に合わせた就業先に派遣してくれる、派遣後のサポート体制が整っている等)に魅力を感じ、入社を決めました。

7月20日付で前職は退職しましたが、転職先へは10月入社となったため、今は伊豆の旅館でリゾートバイトをしています。
非常に充実したリゾートバイト生活をしているので、別の記事で書きたいなと思っています💭

とにかく、10月から新たな環境で、エンジニアとしてのキャリアをスタートさせることができるのが楽しみで堪りません…。
それまでリゾートバイトをしつつ、プログラミングの勉強及びITの知識付けを頑張ります☺︎

最後に

添乗員をしていた頃のこと、転職を決めた時のことを考えていると、コロナという災害が私の人生の大きな転機になったなぁと強く感じました。

コロナがなければ、おそらく、今でも旅行会社で働いていたのだろうなーと思っています。
(添乗員で居続けることに体力面・精神面のつらさ、プライベートへの影響から少し疑問を感じていたのはまた別の話)

多くの方の生活、社会を脅かしているコロナウイルスですが、私にとっては、自分の人生を見つめ直すいいきっかけとなったと、少し感謝をしています。

この選択が、最良の選択となることを信じます*

suzu*

プロフィール

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Suzu
新卒で旅行会社に入社。添乗員してました✈︎ 10月よりWEBフロントエンドエンジニアに転職します。
自分用の日記&記録として、まったりと投稿していきます*

好きなこと : 旅行、カフェ巡り、映画鑑賞、体を動かすこと🌼

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